CotEditorは書類の内容を逐次解析し、カラーリングによる構造の可視化やアウトラインの抽出、言語ごとの文法に合わせたコメント記号の挿入など、テキスト編集をスマートにサポートします。これらの振る舞いは、書類のタイプごとに「シンタックス」としてまとめられています。
CotEditorでは、シンタックスが以下の機能の振る舞いを定義します:
シンタックスハイライトは、特定のルールに従って書類内の文字を異なるカラーで塗り分け(ハイライト)する機能です。例えば、プログラムのソースコードでは、コマンドや変数などを文法的な役割に応じて色分けすることで、コードの構造がつかみやすくなります。そのほかにも、Markdownのような構造化言語の見出しを識別しやすくしたり、使用すべきでない特定の文字や単語を強調したりするなど、書類の性質に合わせて様々な使い方ができます。
CotEditorでは、文法的なルールはシンタックス定義で設定し、実際のハイライトで使うカラーはテーマとして指定します。
アウトラインは、シンタックス定義に従って書類の該当する部分を抽出し構造化された一覧(アウトライン)を生成する機能です。シンタックスによっては、クラスとそのメソッドのようなコード中のネスト構造を反映した階層的なアウトラインを生成します。
アウトライン機能の使用方法については、書類のアウトラインを一覧するを参照してください。
「コメントアウト」コマンドは、プログラミング言語などで使用されるコメント記号を、エディタの選択範囲に賢く挿入したり削除したりします。コメント関連のコマンドは「テキスト」>「コメント」メニューにまとめられています。
予約語など、シンタックスごとに定義された補完候補を入力候補リストに含めることができます。
入力補完機能について詳しくは、入力を補完するを参照してください。
モードは、エディタのフォントや振る舞いを書類の種類によって一括で変更するCotEditorの機能です。エディタのモードは、書類に適用されているシンタックスの「種類」に応じて自動的に切り替えることも、シンタックスごとに個別の設定を作成することもできます。
詳しくは、エディタのモードを切り替えるを参照してください。
CotEditorには、数多くのメジャーな言語のシンタックスがあらかじめ内蔵されています。
CotEditorは、書類の種類に応じてシンタックスを自動で選んで適用します。ユーザは、ツールバーや「フォーマット」>「シンタックス」サブメニューから手動で書類のシンタックスを変更することもできます。
各シンタックスには、そのシンタックスをどのような書類に適用するかを決めるルールも含まれています。CotEditorがシンタックスを選択する仕組みについては、ファイルをシンタックスに関連付けるを参照してください。
ユーザは、内蔵されているシンタックスをカスタマイズしたり独自のシンタックスを追加したりできます。シンタックスの編集について詳しくは、シンタックスを定義するを参照してください。