CotEditor 2.0.0での仕様変更
Unicode正規化のコマンド名変更
これまでのバージョンでコマンドunicode normalizationとして実装されていたUnicode正規化コマンドは、 CotEditor 2.0でnormalize unicodeに改名されました。機能とパラメータに変更はありません。
注記: この変更に関しては後方互換性はありません 。
pathプロパティの廃止
documentオブジェクトのファイルパスを得るためのpathプロパティは現在のモダンなAppleScript Standard Suiteではすでに削除になっています。かわりにfileプロパティを使用します。 pathプロパティはtextオブジェクトでしたがfileプロパティはfileオブジェクトを返します。
なお、後方互換性確保のためにCotEditor 2.0では、従来と同じ働きをするfileプロパティを隠し属性として独自にdocumentオブジェクトに付与していますが、このプロパティは将来予告なく削除される可能性があります。
rangeプロパティの内部コードの変更
selectionオブジェクトが持つrangeプロパティを内部的に表すコードがCotEditor 2.0で変更されました。rangeプロパティは引き続きrangeというキーで操作するのでスクリプトを書く上では変更はありませんが、以前書かれたコンパイルされたスクリプト(.scpt)は新しいrangeプロパティを見つけられない可能性が高いです。
修正方法: 以前の.scptファイルをAppleScript Editor (もしくはScript Editor)で開くと、従来rangeであった部分が«class prng»のような文字列に変更されているはずなのでその部分を再びrangeに書き戻してください。プレーンテキスト形式のスクリプト(.applescript)ではこの問題は発生しません。
CotEditor 1.5.0での仕様変更
ウインドウ透明度
CotEditor 1.5でウインドウの不透明度設定の機構が変更されたのをうけて、不透明度設定に関するAppleScriptでの語句も変更されました。1.4までて使用できたdocumentオブジェクトのプロパティ:
は廃止され、新たにwindowオブジェクトにプロパティ:
が追加されました。
プロパティ名称がtransparency (透明度)からopacity (不透明度)に変更されていますが、これは1.5以前の誤表現を訂正するもので、実際に取る値に変更はありません。新旧とも1.0に近づくほど不透明度が増します。
注記: この変更に関しては後方互換性はありません 。
アプリケーション直下のselectionオブジェクト
CotEditorの最初のβ版0.6では、 selectionオブジェクトをドキュメントを明示しなくてもアプリケーション前面のドキュメントが指定されたと見なしていました。しかし実際にはうまく動かなかったために、これは将来廃止にする可能性が高く非推奨となり、後方互換性のために該当部分のコードのみは残したままにしていました。
この仕様はCotEditor 1.5で正式に廃止され関連するコードも削除されました。最前面の書類のselectionを得るためには、以下のようにそれを明示してください。
tell application "CotEditor"
contents of selection of front document
end tell
tell application "CotEditor"
tell document 1
contents of selection
end tell
end tell